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レイアウトを決める

Web サイトやパンフレットなど、情報を伝えるためには「内容」が大切ですが、「見せ方」も同じくらい重要です。ただ情報を並べるのではなく、良いレイアウトにすることで、読み手の目を自然と大事なポイントに促し、あなたが伝えたいことを理解できるようになります。

たとえば、お店のチラシを考えてみましょう。商品の写真がバラバラに配置されていたり、文字がごちゃごちゃしていたりすると、いくら良い商品が載っていても、お客さんは見る気をなくしてしまい、せっかくの大事な機会を逃してしまいます。
けれどもし、写真がきれいに整理され、大切な情報が目立つように配置されていたらどうでしょう。見ている人はどんな商品があるのか、どれが特におすすめなのかを一目で理解でき興味を持ってくれます。

わかりやすい案内

あなたにはこんな経験はありませんか? 目的の情報を探すために Web サイトを開いたけれど、メニューが分かりにくい場所にあって、やっと見つけたメニューを開いたら、リンクが多すぎて何をクリックしていいのか困ってしまった…このような経験は、情報の見せ方がユーザーにとって不親切であることを物語っています。

では、メニューを改善することで、どのようなメリットがあるでしょうか?

  1. 直感的な操作 メニューが直感的な場所に設置されていたり、重要なリンクが強調されていたりすると、訪問者は迷わずに目的のページへと進むことができます。

  2. 利用者のストレス軽減 シンプルで理解しやすいメニューは訪問者のストレスを減らします。情報が整理されていることで、欲しい情報にすぐにたどり着けるためです。

  3. 閲覧されるページの増加 訪問者が目的の情報を簡単に見つけられると、他のページを訪れても良いかなという気分になり、自然と多くのコンテンツを見てもらえる機会が増えます。

初めて Web サイトを訪れた時は、誰でも知らない土地に迷い込んだようなものです。それにストレスを感じさせることなく必要な情報にアクセスできるよう親切なガイドを提供することが重要です。

整ったレイアウト

情報を綺麗に並べることで、それらを頭の中で整理しやすくなったり目線の移動で疲れることもなくなります。たとえば新聞や雑誌のように、記事や写真が列に沿って整えてあると、自然な視点での移動だけで済むため楽ですよね。読者はコンテンツの構造について考える必要はありません。どのような内容であるのかを気にしています。

どんな画面でも見やすい設計

スマートフォンやタブレット、パソコンなど、どんな機器で見ても内容が適切に表示されるようにします。画面の大きさに合わせて、文字や画像が自動で調整されるように配慮します。

重要な情報は目立つように

大切な情報が目に付くように、文字の大きさ、配置の違いを使って強調します。例えば、セールのお知らせは周囲の文字よりも大きな文字にしたり、一番大事なフレーズはページの中心に大きく表示します。

余白を上手に使う

余白を正しく使うことで、開放感のある雰囲気と、訪問者がたくさんの情報で圧倒されないようにできます。以下にそのメリットと使い方を示します。

  1. 読みやすさの向上 適切な余白は、テキストとテキストの間、画像とテキストの間に「呼吸の余地」を作り出し、訪問者が内容を消化しやすくなります。

  2. 集中力の向上 余白は視覚的な区切りとなり、中心的なコンテンツに注意を集中させるのを助けます。

  3. 情報の階層化 異なる量の余白を使うことで、情報の優先順位を視覚的に表現できます。

  4. 全体のバランスと美しさ 余白を適切に使うことで、デザインにバランスと調和をもたらし、全体的な美観を高めます。

モバイルユーザーに優しくする

以前の章でも取り上げましたが、多くの人がスマホを使ってインターネットを利用しています。そのためスマホで見やすいシンプルな設計から始め、それを基にパソコンや他の機器での見え方も考えていきます。